家づくりに熱い想いをかける「職人」さんのインタビュー。
今回は熊本市東区にある 山下デザイン企画の植野 寛之さんに、仕事への想いや暮らしのことなどお話を伺ってきました。
Q1. 今の会社で働くことになったきっかけを教えてください。
この仕事をして19年くらいになるのですが、もともとは同じ業界の違う会社で働いていました。
その会社では現場での取り付け作業がメインだったのですが、働いているうちに看板を自分の手で作りたいと強く思うようになりました。
そんなある時、知人に看板制作の業務ができる「山下デザイン企画」を紹介してもらったことがきっかけで今の会社で働くことになりました。
Q2. 長い間このお仕事を続けてこられた秘訣は何だと思いますか?
繁忙期は忙しくてすごく大変な時もありますが、それでも続けてこれた理由は、何ものにも代えられない達成感です。
街中で自分が手掛けた看板を目にすると、やはり今でもうれしいものですね。
Q3. 看板の他にどんなものを作られているのですか?
メインは看板なのですが、その物の図面があって作れるかどうかさえ分かれば、なんでも作ろうと思えば作れますよ。
例えばお家の手すりとか、スチールのサッシなどをご注文いただくこともありますし、ロゴ制作やポスター、チラシなどの制作物も承っています。
私は看板などの制作の他に、現場に出たりお客様との打ち合わせなどを主に行いますが、奥の部屋にはデザイナーがいたり、施工を専門にしているスタッフがいたり。
それぞれの各部署と連携を取りながら、デザイン、企画、制作をトータルでご提案しています。
Q4. 仕事をする上で、大事にしていることは?
お客さまとの信頼関係が一番大事だと思っていますので、基本的なことですが図面通りに正確に作ることや納期を守ることですかね。
あとは妥協してはいけないところは、絶対に妥協しない!とか、常にプロ意識は持って取り組んでいます。
最初は「こうなりたい」とか「こうしたい」とかいろいろ思う事もあったかもしれないですけど、なんだかんだ言っても結局一番大事なのは基本的な部分なのかなと思います。
Q5. 休日の過ごし方を教えてください。
普段の休日はだいたい小学生の息子のサッカークラブの送迎をしているんですけど、サッカーの試合がない時は、二人の娘も連れて家族みんなでよく温泉に行ったりしてますね。
あとはキャンプが好きで、春秋の時期は家族でキャンプにも行きます。
ゆっくり過ごしたり、外で楽しんで発散したり、どちらも大切な時間です。
Q6. 植野さんにとって、毎日の原動力になっていることはなんですか?
お客様の喜ぶ姿だったり達成感だったりはもちろんですが、やはり家族の存在、家族と過ごす時間は私の原動力になっています。
休日の計画を立てることも好きなので、それをめがけて日々頑張っているみたいなところもあります(笑)
難しい要望や納期のことなどいつも親身に相談に乗ってくださり、臨機応変に対応してくださる頼もしい職人さん。
家族愛が溢れるパパの顔や、まわりの人との関りを大切にされる植野さんの素敵な一面が垣間見えた取材でした。